虚血チームの臨床研究

安定狭心症に対する経皮的冠動脈形成術(PCI)

当院では、虚血性心疾患に対する治療を行なっており、その一つである安定型狭心症に対して経皮的冠動脈形成術 (Percutaneous coronary intervention:PCI)を積極的に施行しております。

連絡先
安定型狭心症に対する治療に関してご依頼・ご相談がありましたら、まずは初診外来予約、予約センターから予約をお取りください。急ぎの対応が必要な場合は、循環器内科 日直(内線 30215)にご連絡ください。患者様のご都合にあわせて可能な限り迅速に対応させていただきます。

TEL:(予約センター)03-5800-8630もしくは(代表)03-3815-5411(内 30215)

虚血担当; 安東 治郎, 小寺 聡, 菊池 宏信, 皆月 隼, 齊藤 暁人, 三浦 瑞樹, 桐山 晧行, 廣瀬 和俊, 加門 辰也, 勝然 進  

狭心症について

心臓は全身に血液を送るポンプの役割を担っています。この心臓は、冠動脈と呼ばれる3本の血管によって栄養されています。狭心症は、冠動脈の動脈硬化が進行し、冠動脈の血管内腔が狭小化することで心臓に十分な酸素を供給できなくなり、発症します。コレステロールや糖尿病、喫煙などの生活習慣病が主に発症リスク因子と言われていますが、そのほか高齢であることも発症のリスク因子と言われており、高齢化社会において重要な疾患の一つとなっています。狭心症、特に安定型狭心症の典型的な症状は、安静時には消失する、労作時の胸部不快感や息切れとなります。症状を放置すると、以前よりも軽い労作で症状が出現するようになる、胸部不快感や息切れが強くなるなどの不安定化を引き起こし、心筋梗塞などの急性冠症候群などの重篤な疾患へと進展する可能性があるため、早期に専門医による評価ならびに治療介入を行うことが重要となります。

現在、安定型狭心症に対する標準的な治療としては、カテーテルと言う細い管を使用したPCIという治療と外科的な手術による冠動脈バイパス術という治療が行われています。冠動脈造影検査と呼ばれるカテーテルを使用した検査などを行い、病変の評価を行なったのち、虚血性心疾患を専門とする医師などにより構成される虚血チーム内でどういった治療を行うかを十分に協議し、治療方法を決定しています。  

PCIについて

PCIは、腕や足の血管からカテーテルを挿入し、狭窄した冠動脈病変を拡張する治療となります。具体的には、まずカテーテルを通じて冠動脈の造影を行い、主にコレステロールの蓄積により狭窄した病変部の同定を行います。続いて、上記の病変をガイドワイヤーと呼ばれる細い金属のワイヤーを通過させます。このガイドワイヤー伝いに、適切な大きさのバルーンを病変部に運び拡張させたのち、ステントと呼ばれる金属メッシュの筒の留置を行います。これらにより、十分な血管内腔を確保することで、再び心臓への血液がスムーズに流れることが可能となり、労作時にも、心臓に十分な栄養や酸素の供給を行うことを可能とします。

この治療法は、外科的な手術と比較して傷口も小さいため、体への負担が少ない治療です。通常手術前日に入院していただき、術翌日の検査で問題なければ、術後2日程度で退院となります。  

 

 

紹介からPCI施行・退院までの流れ

STEP1 初診外来

診察に加え、採血・レントゲン・心電図・心エコー検査などスクリーニング検査を行います。
安定型狭心症などの虚血性心疾患に関する症状や治療について説明をさせて頂き、治療をご希望・ご検討される方は入院を予定させていただきます。
緊急性を有する場合は、ご連絡いただき、外来を挟まず、準緊急で直接入院していただくこともあります。    

STEP2 検査および治療のための入院

カテーテル検査が済んでいない場合は冠動脈造影検査をまずは行います。冠動脈造影検査結果からPCI、外科手術、保存的加療 (薬物療法)のいずれか最善の治療を提案させていただき、治療方法を決定します。
PCIを行う場合には、入院を継続して頂き、同入院で治療を行うことも可能です。  

STEP3 術後・退院

手術翌日は、12誘導心電図検査と血液検査を行います。検査結果が問題なければ術2日後以降で退院となります。

 

 

 

 

 

 

 

虚血性心疾患に関する学術活動  

 当院では、国内外での学会発表や英文誌への論文投稿も医師の務めと考え、積極的に行っております。  

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