東京大学医学部附属病院 循環器内科

オリジナリティーの高い研究を志向し、循環器内科学の発展に貢献

当教室の研究部門では循環生理学、分子生物学、生体イメージングなどの手法を用いた基礎研究グループと、臨床研究に携わるグループが有機的に融合して、循環器診療の発展を目指した研究を進めています。

細胞分子病態医学グループ

生活習慣病に共通するダイナミックな臓器連関と慢性炎症に着目し、免疫代謝とエピジェネティクスの観点から病態解明を目指すとともに、新規治療法への展開を進めています

個体を構成する臓器・細胞・分子・遺伝子、それぞれのレベルの要素が有機的に繋がる生命としてのシステムを解き明かし、循環器学の謎に迫ります

心疾患を有する患者さんから作成した疾患特異的iPS細胞や、疾患モデルマウスの解析を通じて、循環器疾患の病態解明と新規治療薬開発を目指しています

遺伝要因と環境要因が心血管系に及ぼす作用機序を解析し、個体の恒常性維持や心血管疾患発症のメカニズムの解明、さらに新たな治療法の開発を目指します

機械学習、深層学習を用いて、循環器疾患についての解析を行い、それを基に新たなる診断・治療アプローチの研究開発を目指します。

基礎研究を通して、心不全患者個々の病態に合わせた、より精密で的確な心不全の予防・治療法を開発する

本研究室では、心血管病の新たな治療戦略の創出を目標に、病態生理の解明及び新規治療プラットフォームの開発を目的とした基礎研究を行っている

循環器疾患の発症や重症化には多くの遺伝要因と環境要因が関わっています。ゲノムなどのオミックス研究やiPS研究、疾患モデル研究などの基礎研究によって病態を解明したうえで、病態発症の分子機序を標的とした新規治療法の開発を目指します。

Real-World Dataを用いた臨床研究を行い、循環器疾患や生活習慣病の予防戦略、新規診断技術・治療法の開発を通して、循環器学の発展に貢献することを目指します

血管内皮細胞の基礎的研究と、臨床現場での血管機能の多角的な評価を合わせて検討し、疾患と血管の関連について解明することが目標です

心血管系における動脈硬化の生成・進展に関与しうる新たなリスクファクターを確立し、新たな予防戦略や治療応用へと展開していくための基盤の構築を目指します

心血管系のリモデリングとTRPタンパク質、骨格筋肥大シグナルと低酸素、血管内皮前駆細胞と血管再生、さらに各種病態におけるイオンチャネルの役割につき研究しています