心エコーグループでは、豊富な症例をもとに、正確な心エコー診断技術を身につけることを心がけております。
<教育>
基本画像の取得・診断に関しては、マニュアルを作成し、標準的な技術が身につくように指導しております。また、定期的な勉強会やカンファレンスを開催しています。
<臨床>
通常の経胸壁心エコーや血管エコーの他に、以下のような検査を行っています。
経食道心エコー
弁膜症や感染性心内膜炎、心内血栓の評価に加え、近年カテーテル治療が増加している構造的心疾患の術前・術後評価も多く行っています。
3次元心エコー
2次元心エコーに比べて視覚的に立体構造を理解しやすいため、外科手術前評価や複雑な構造をもつ右室の形態評価に用いています。
スペックルトラッキング法
心アミロイドーシスの診断や化学療法に伴う心機能障害の検出に用いています。さらに早期の心機能障害を検出できることから、心筋障害の病態解明の研究などに応用しています。
負荷心エコー法
運動や薬剤負荷を行うことで、体に負担がかかったときの血行動態や心機能の変化を評価するのに有用です。